ホテルのロビーにも飾ってあります、「雛のつるし飾り」についてご紹介します。
この飾りは、おばあさまがお孫さんの為に縫ったものをお借りしています。

稲取(いなとり)温泉では、「雛のつるし飾り祭り」が3月いっぱい開催されています。
雛壇の両脇に一対のつるし飾りを飾ります。
生まれてきた女の子の無病息災・良縁を願い、ひとつ、ひとつ祈りをこめて作ります。
願う事柄が具体的な形となって飾る、稲取固有の雛飾りです。
代表的な飾りの「いわれ」「意味」をご紹介します。
【俵ねずみ】 ねずみは金運もあり、霊力があるといわれています。子供を沢山生んで、ちょこまかとまめな働き者になるようにとの願いがこめられています。

【ぞうり】 足が丈夫になるようにとの願いを込めて

【うさぎ】 赤い目のうさぎは呪力があるといわれ、神様のお使いともいわれています。
【桃】 桃は邪気・悪霊を退治し、延命長寿を意味します。桃は植えやすく、早く花が咲き、実も多いので多産を意味します。(桃太郎は桃から生まれたからこそ、鬼退治をしたとされています)

【巾着】 お金が貯まるように!お金に困らないように!
【太鼓】 おめでたい物

稲取の「雛のつるし飾り」は、ただの手芸ではなく後世に残す伝承文化といえるでしょう。
それぞれの飾りものが語呂合わせや迷信であったとしても、子供の幸せを願う親心が伝わる素晴らしい風習です。なんと江戸時代から伝わる風習だそうです。
稲取に嫁いだお嫁さんは、大変な夜なべ仕事だったでしょう。
是非、皆様もご覧になって下さい。